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●第5回 ターントレーニング①


[急斜面から緩斜面]
急斜面から緩斜面の場合は、緩斜面に入るふたつ手前のオープンが重要です。ここで、うまくスピードをつなぐライン取りをすることで、急斜面のスピードをそのまま緩斜面につなぎ、スキーを走らせて行くことができます。そして、緩斜面に入ってからは、中・急斜面と違って、ターンドライブを構成するというよりは、より直線的なラインを描くようにライン取りを構成したほうがいいと思います。






[緩斜面から急斜面]
緩斜面から急斜面の場合は、緩斜面のセットの構成で、急斜面の1~2手前のライン取りをよく見て、このセットをアウトからインにライン取りし、急斜面にスムーズに入るようにしてください。

◎トレーニングポールの立て方

よく社会人チームの皆さんから「自分たちがポールを立てると変なセットになってしまい、滑りずらく、難しくなってしまう。誰か分かる人に…」と言われます。

社会人チームの人たちも、自分たちでポールをセットできるよう訓練する必要があります。そうすることによって、練習する機会も増え、夕―ンの構成や大会でのセットもより分かりやすくなります。

練習のポールの立て方は、いろいろな斜面がありますから、流れをしっかりと把握し、あまり難しく考えるのでなく、斜面にきれいな楕円を描くようなイメージをもって、リズム感のあるセットをすることです。

ただ、楕円を描くと言っても、実際に立ててみると、なかなかうまくはいきません。自然体でポールをセットして経験を積むことが大切です。一回セットしてから、難しい箇所があるところを手直ししながらトレ一ニングすると、セットの仕方も経験を積みながら、少しずつ覚えると思います。では、斜面に応じた基本的なパターンを少し紹介してみましょう。

[中斜面]
図2-1のようにフォールラインをセンターとして、振り幅を左右均等に立て、縦幅(B)も横幅(A)の2倍より少し長く均等になります。



[急斜面]
Aを長くして深まわりにさせます。

[緩斜面]
Aを狭くして、Bを長くし直線的なセットにします。もし、難しく立てるとしたらBを狭くします。ただ、Aを短めにしBを長めにすると、楽に楕円を描けますので、最初はここからやればいいと思います。



[緩斜面から急斜面]
緩斜面から急斜面に入り、そこで急に振ると、ポールに入れなくなりますので、急斜面の前の緩斜面から振ってやると、急斜面への入り方が楽になります。また、緩斜面から急斜面の変わり目にポールを立て誘導してやると、斜面の変わり目がよく見えて練習での怪我を防げます。

 
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